飼い主が気づかない間に、腎機能が失われているかも?愛猫の腎臓の健康維持においしい療法食を。

腎臓病は3歳から増加する

猫は腎臓病にかかりやすい、という話をよく聞きますよね。
『3匹に1匹は一生のうちに腎臓病にかかる』と言われていますが、高齢になった猫の話だと思っていませんか?
猫が腎不全で病院にかかる割合は、3歳で、すでに増加しはじめ、年齢とともに急激に増加していきます。
(※ペット保険最大手のアニコムの統計データより)

出典:アニコム 家庭どうぶつ白書2018

症状のない早期からでも腎臓病の療法食を

猫の腎臓病は、初期にはほとんど症状がでず、腎機能の75%が失われて初めて症状が現れると言われています。症状が出ていなくても、愛猫の腎機能の状態に早く気がついて、対応してあげたいですね。

もしも動物病院での検査で、腎臓病の心配があると診断された場合、獣医師の先生から、生活面のケアと療法食の使用を勧められることが多いと思います。
「療法食」と聞くと、美味しくなさそうなイメ―ジがありますが、最近は愛猫にも嬉しい、美味しい腎臓病療法食もあります。先生とよく相談して、愛猫に一番合うフードを見つけてあげて下さい。

今回は、美味しくて安心な国産療法食のメーカーである日清ペットフード株式会社で、療法食の開発をされている獣医師の清末正晴先生にお話を伺いました!

Q:
なぜ日清ペットフードで、猫の腎臓病療法食を手掛けられたのですか?
A:
腎臓病は多くの猫が罹患するもので、食欲にも大きく影響します。腎臓の健康維持にはたんぱく質、リン、ナトリウムを制限することが必要となりますが、猫にとってのおいしさに関係する成分でもあり美味しくなくては猫も飼い主さんも嬉しくないですし、食べてくれないと日々の健康維持もできなくなります。
『日清の技術で、美味しさと腎臓病のための栄養バランスを両立した製品を提供したい』との思いが腎臓病療法食「キドニーキープ」を開発した理由です。
Q:
どのように美味しさを実現されたのですか?
A:
まず日本の猫に好まれる魚原料を用いました。
日清製粉グループ独自の技術により、砕けばサラサラになるほど細かな粒子でフードを作ることでさっくりとして食べやすく消化の良いフードを実現しています。
また、私のいる那須の研究所では、日本で育った多くの猫に協力してもらい美味しさの評価をしています。 日本人が和食を美味しく感じるように、日本で育った猫は欧米の猫とは違う好みがありますので、日本の猫たちに合わせたフードを作れるのが私たちの強みです。
Q:
他にも国産であることの強みがありますか?
A:
国内で生産しているため、製造後速やかにお客様にお届けすることができます
日本のお客様と常にコミュニケーションが取れますので、日本の皆様から頂いた声に合わせた製品開発ができます。
例えば、大容量サイズは使い終わるまでに風味がとんでしまうという不安がございましたが、内袋で小分けにすることで、常に開封直後の美味しいフードを与えることが出来るようになりました。

人用のおやつにも入っている脱酸素剤を同封することで、長く美味しさをキープさせるという配慮をしているのは、食品メーカーを母体とする弊社の強みでもあります。
また、酸化防止剤は天然由来のローズマリー抽出物を用いているため、美味しいだけでなく、安心を感じてもらえるものと思います。

Q:
最後に猫の飼い主に一言お願いします。
A:
愛猫と長く一緒に暮らすため、病気になる前から、体調に気を配ってあげて下さい。
日常的に愛猫の様子をチェックできるのは、飼い主の皆さんだけです。
ただ、愛猫の腎臓病をできるだけ早く見つけてあげるためには、動物病院での定期的な検査も大切です。 そして、獣医師のアドバイスを参考に適切なフードを与えてあげて下さい。
私たちも、日本の猫たちの健康維持と、美味しいフードを喜んでもらうため、さらなる探求に努めて参ります。

国産の腎臓病療法食「キドニーキープ」を購入できるのは動物病院だけ

今回、日清ペットフードの清末先生のお話しはいかがでしたか?
腎臓病の猫に与える日清の療法食は、栄養バランスだけでなく、日本の猫が美味しく食べられるように工夫がたくさん詰まっていることがわかりましたね!
腎臓病から愛猫を守ってあげるためにも、定期的な健康診断と適切なフード選びは大切です。
「キドニーキープ」を購入できるのは動物病院だけなので、ぜひ近くの病院へ相談してみてください!